どうか今は笑ってくれないか

なるようになるって!

関ジャニ∞を推す女がももクロさんのライブに行った話

勝手に言わせてもらいます。

私は関ジャニ∞に、とりわけ村上信五さんに心を捧げている女です。バンドも好きで、ライブにはちょこちょこ行く程度。アイドルのコンサートは関ジャニ∞さんが初めてで、それ以外に行ったことはありませんでした。そしてこの先も、恐らくないんじゃないかなーとも、その時まで思ってました。

2月頃、関ジャニ∞を通じて仲良くなった友人から、お誘いを受けました。
ももクロ10周年のライブが今度あるんだけど、一緒に行かないか」
私はその時、単純に楽しそうだから行きたいなと、そして彼女がこんなにも愛している彼女らの姿を見てみたいなという、そんな気持ちで快諾しました。

楽しみだなー、関ジャニ∞のライブもあるしなー!なんて思っていた矢先。それは起こりました。
4月の15日。私が愛している関ジャニ∞のメンバーのひとりである、赤色を担う渋谷すばるの事務所退所が発表されました。絶対だと思っていた存在が、絶対じゃなくなった、なくなってしまった瞬間。ここら辺のあれそれは前記事で散々喚いたので割愛する。

悲しみにくれて悔しさに埋もれて、涙に濡れ嗚咽を漏らしながら、それでも、大好きで愛してやまない彼らが彼らとして進んでいくなら、推していくしかないんだと無理やり言い聞かせてきた日々。
そんな最中、5月23日。ももクロちゃんの東京ドームライブに、友人とともに参加しました。
誘ってきた彼女はあーりんに生きあーりんに死ぬ女だったので、私はその女のあーりんTシャツ(顔面がプリントされたやつだった。着るのが少し申し訳なかった)を着て、ライブに挑みました。

序盤は正直、疎外感でいっぱいでした。言い訳にはなるけれど、仕事が立て込んでいてろくな予習も出来ておらず、合いの手もまったくできない。曲もうろうろばかりか知らないものすらある。
多分ももクロファンの方、モノノフさんからしたら舌打ち物なぐらいにボロボロ。彼女らを見るより合いの手の把握に神経使っていたと思う。
いやももクロファンの統率何??あれって普通なの??やばない???メンバーが近くに来たら一斉にペンラの色をメンカラにする気配りと素早さは誇っていい。かっこよかったし素敵だった。閑話休題

ライブが進んでいくうち、私はどんどん彼女らのパフォーマンスとエネルギーに呑まれていった。全員顔がいい。なにせ顔がいい。歌もうまくてダンスも素敵。女子ドルやっばいめっちゃかわいい!!!と語彙力皆無の感想をやたらと繰り返していた気がする。
曲名がいまいち分かってないし、アホだからセトリ把握もできてないのでなんの曲か未だにわかってないんだけれど、ももクロちゃんの曲は全体的に戦闘力が高くてとても好き。
「吠えろ」「行け」「進め」
断片的に覚えている、それぞれの曲の歌詞。このワードを声高らかに、かつキラキラと歌える彼女たちの気高さに震えた。すごいすごいと、そればかり思った。

(あと蝶野さん出てきた時の彼女らのかわいさとか、近くにいたおじさんたちの湧きようとか、しげるさんが出てきてみんなで一緒に歌うのはまあいいにしてもなんでアレンジが効いた歌い方すらできるんだよとか色々思ったことは覚えてる)

そして迎えたライブ終盤。彼女たちの、彼女たちだけが紡げる言葉がはじまった。
どうやってもポンコツなもんできちんと全部覚えてるかと言われるとあれなんだけど、最初れにちゃんが泣き始めたとこから私の涙腺が緩み始めた。
れにちゃんの言葉はひたすら素直にまっすぐに私に届いた。人前に立つのが得意でないと言った彼女に「笑顔が1番れにちゃん!」と鼓舞するオタクたちのエピソードを後に聞いてもっかい泣いた。

あーりんちゃんの言葉で、完全に私の涙腺はぶっ壊れた。
とんでもなく失礼な話だと分かってるから石投げられても仕方ねえなとは思うけど、冒頭の通りなので好きに書く。
あーりんちゃんの、辞めていった子たちが羨ましいと思うような私たちでありたいという言葉の強さに、彼女の前を向いて歩く決意の尊さに、私の心はぐしゃぐしゃになった。それを言葉にしてくれる彼女たちを推しているオタク、何よりの誇りだなあと終わったあとに思った。そん時は泣いてたから泣いてたけど。いやほんとシャレにならんぐらい泣いてた。周りのももクロファンがあとから見たら「なんで?」って言うぐらいには泣いてたし泣きすぎて噎せて咳き込んだほんとごめん。
あーりんちゃんはてっぺんからつま先まで決して揺るぎないアイドルで、光の中に立ち続けるももクロの桃色を背負う子なんだなと、そんなことを思った。

詩織ちゃんの、「この4人でここに立っていることは必然だったんだろうなと思います」という言葉があまりにもうつくしくてかなしくて格好よかった。
私は「みんなの妹しおりん」を見てないからそこは分からないけれど、かわいいのはわかるんだけど、だけど彼女は間違いなくももクロの若大将なんだとびりびり伝わった。
色んなことがたくさんあったけど、今になったから今がある。自分たちの道のり全てをきちんと見て、受け入れて、また明日に進む強さを魅せてくれた彼女の黄色は、光り輝いていた。

百田夏菜子は世界を抱く女というのが私の中にあって、まあ今もあるんですけど、そんな彼女が最後に見せた、別れ道に惑う女の子の弱さ。その弱さすらも強さに変えて、泣きながら、声を震わせながらそれでも言葉をつむぎ、改めて、自分の言葉で「ついてこい!」と叫んだ彼女は間違いなくももいろクローバーZのリーダーで、絶対的な赤色なんだなと死ぬほど泣きながら思った。
笑顔の先が私たちじゃなくてもいいけれど、できたらその笑顔の理由が私たちであればいい。それを言うのが東京ドームを埋めるアイドル。神話か?ももクロ不敗神話か?ほんとにほんとにほんっとうにすごい。

とんでもなく失礼だしともすれば喧嘩売ってるかと思われてもしゃーないんですけど、やっぱりどうしたって重ねてしまって。
でも、重なったからこそ、勇気をもらった。力をもらった。誤魔化してたけどほんとはずっとガス欠になってた心に、強制的に希望という名のエネルギーを注入された。オタクとしての私が、間違いなく生き返った。大げさでもなんでもなく、生きる希望をもらった。
この子たちがこんなにも強く進もうとしていて、それを推すオタクたちが強く追いかけていこうとしていて、どうして私は立ち止まったままでいられる?負けたくない。挫けてたまるかこんな所で。絶対に推してやる、私は関ジャニ∞を心の底から愛しているんだ地の果てまで追うわ!!!
と、なりました。

多分私の心臓は今のとこ、そしてきっとこれからも、関ジャニ∞さんに捧げているから、ももクロちゃんの沼に頭の先から浸かることはないんだけれど。でも、どうしたって挫けてしまいそうになった時、きっとそこに立ち続けてくれているであろうももクロさんに、また会いたいと思いました。
進む道は違うけれど、推しの強さに恥じないオタクでありたいよなあと、勝手に思いました。
そして奇しくも同日にコンサートの当落発表がありまして。ありがたいことに、無事は入れることになりました。渋谷すばるがいない、6人体制となる、初めてのコンサートです。
私は、胸を張って、最大の推しである村上信五さんの紫を纏って挑みます。力と勇気をもらったから。

ももクロちゃんにたくさんたくさん助けられました。本当に本当にありがとう。あなたたちの進む道が、どんなに険しく厳しいものだったとしても、4つのダイヤモンドで幸せを描けるあなたたちならと、心の底から思っています。

友人へ
連れて行ってくれて、本当にありがとう。これからも。